本多流弓術書・剛健典雅を求めて/秘蔵の羅形の写真を掲載/中には未公開の著作もありますから読者の方々にはきっと興味を持って読んで頂ける

商品説明
本多流弓術書・剛健典雅を求めて/秘蔵の羅形の写真を掲載/中には未公開の著作もありますから読者の方々にはきっと興味を持って読んで頂ける

平成15年 538P 非売品 5分の4程度は線引きあり 部数は少なそうです資料用にもいかがでしょうか。

本多流四世・本多利永宗家襲名披露射会に参加された皆さん (平成14年11月30日、明治神宮 全弓連中央道場で)
のを追い求めて頂きたいと願うものです。剛健典雅な射を求める ため、皆さんには、本書を通して射学を修め、真の弓の道を歩ま れることをお勧め致します。

簡単に内容を紹介します。
本多利實の『射法正規』は、生弓斎文庫に所蔵されている明治 四十年の著作です。 上・中・下の三巻に七道論はもとより、弓に 取り組む上での心得、弓具に至るまで、簡潔にわかりやすい表現 で書かれています。『弓道保存教授及演説主意』は、既に公開さ れているもので皆さんもよくご存知だと思います。利實が弓道再 興にあたって書き記した、本多流を語る上で欠くことのできない 原点とも言える文書です。射術小論として取り上げた「中外論」 「射の修業と精神上の迷」 「弦音に就て」の三作は、いずれも大日 本弓術会編『射道』に掲載された、大正初期の口述筆記です。
量も手頃ですから、読み物として最適な文書だと思います。 「本多流七道資料集」は、伝書、利實の著作、本多流の権威者 による著作、の三部構成で、本多流七道の順番に従って掲載して います。

伝書として取り上げているのは、『射学小目録』『射学中目録』 『射知要法』『射法輯要』『本書』『中学集』『目安』の七つです。 先述した通り、本多流は日置流竹林派から出ています。ですから、
本多流を学ぶ上でもこれらの書物は欠かすことのできないものです。ここでは、それぞれの本文の 他、本多利實による「註解」、 「詳解」を掲載しています。また『中学集』については、二世利時に よる「釈」も合わせて取り上げていますから、読み下す上での大きな手助けになることでしょう。 本多利實の著作としては、『弓書類草稿案』『弓学講義』『弓道大意』『射法正規』『射学要言』『弓 学図解』『弓術講義録』 『新式射術姿勢規定』の八つを取り上げています。中には未公開の著作もあ りますから、読者の方々にはきっと興味を持って読んで頂けることと思います。
本多流権威者の著作では、屋代欽三、村尾圭介、碧海康温、高木裴、戸倉章、森岡正陽、寺嶋廣 文の各氏のものを取り上げています。それぞれの権威者達が、どのように本多流七道を捉えていた か、読み比べてみると大変興味深いと思います。なお、これら権威者達の著作の前には、昭和六年 当時の生弓会師範会決定の「本多流七道」も合わせて掲載しています。

七道と言っても、一つ一つの動作は連続しており、きれいに分割できるものではありません。こ れらを項目別に分けるのは、資料作成上の一つの便法であります。 特に注意して頂きたいのは、伝 書は斜面打起を前提に書かれていることです。七道の順番も違って書かれているものを本多流七道 の一連の流れに入れ込むのは、かなり乱暴な手法かもしれません。 名著の数々をブツ切りにしてし まい、お叱りを受けるやもしれません。また、必ずしも原本全ての箇所を掲載している訳ではあり ませんので、その点はご了承頂きたいと思います。
七道の流れの中において、「手の内」「會(かけ)」については、書物によって述べられている箇所 が異なります。特に「舎」は、引き収めた「かい」の状態を指すと共に、懸け口の「かけ」をも表 しますから、この資料集における掲載箇所も引用文書によって様々です。読者の皆さんには、こう した点を承知の上で読んで頂ければ幸いです。


お好きな方、お探しの方いかがでしょうか。

品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱傷、小汚れ、帯小破れ。400P程度は線引きあり。ご理解の上、ご入札ください。 もちろん読む分には問題ありません。488713新注意事項

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