大きさ：F10（53×45.5cm） 厚さ：2cm 重さ：約760g 制作年：2013 裏キャンバスに、手作業で下地の白亜地層をつくり、その上に油彩で描いています。 工業製品の下地キャンバスに描くのと違い、とても奥行きが出ます。料理に例えると、本だしをつかうのか、それとも削り節を使うのか程の違いがあります。味付けは薄くても、味わいは深いです。 展示する方向は天地左右無用です。場所に合わせて自由に楽しんでください。額装は基本的に必要ありません。汚れが気になる方はご相談ください。 展示風景です。和室にも合います。トイレや階段室もおすすめします。 側面は、正面から見たときに目立たないよう、カンナがけして奥まるように削ってあります。真正面から見た時の平面性を大切に考えています。 凹凸は、以前厚塗していた油絵の具を剥がし、膠で貼り付けてあります。独自のマチエールをつくりました。 側面は、金色の油絵の具で着彩しています。壁にかけた時に、壁の光を反射するので、明るい壁に対しては明るく、暗い壁に対しては暗くなり、背後の壁と溶けこむような役割を果たします。 木枠をカンナで斜めに削っているので、強度補強のためにL字金具を取り付けています。 背面です。フックと紐は付けてありますが、展示する方向は天地左右無用です。フックを付け替えて場所に合わせて自由に楽しんでください。 裏キャンバスを利用しているので、キャンバスの表面が見えます。